
- 税理士にお願いしようか迷っている・・・
- 税理士に頼む方法やタイミングが知りたい!
- 実際に受けられるサービスの内容が知りたい!
税理士に依頼することで、どんなメリットが得られるのか気になりますよね。
この記事では、税理士に対する知識や基本を押さえつつ、税理士に依頼するメリットや依頼する際に押さえておくべきポイントを紹介しています。
税理士に依頼するかどうか迷っている方はぜひご覧ください。
税理士の基本知識
税理士とは?
税理士とは、税金や会計の専門家です。
法人の決算や個人の確定申告、または会計状況から経営サポートを行うなど幅広く活躍しています。
税理士に税務顧問を依頼することで、税務リスクの軽減や経営のサポートが期待できます。
税務リスクとは
税務リスクとは、税務申告のミスや税法の違反、適切な税務処理ができていないことによるペナルティや罰金などをいいます。税務リスクを適切に管理しないと、税務調査があった場合に追徴課税や税務調査、延滞税や加算税などの問題が発生する可能性があります。
税理士の業務内容
会計や税務申告の代行
税理士は会計処理はもちろん、決算書類の作成や確定申告の代行ができます。
申告書の作成や税務代理業務は税理士しか行うことができません。決算書類の作成や申告の代行は税理士のみが行える専門業務となっています。
財務・会計のアドバイス
税理士は企業や個人の財務状況を分析し、財務管理の改善策を提案します。
正確な財務情報は経営判断に不可欠であり、税理士のアドバイスにより経営の健全性を保つことができます。
ただし、税理士の主の業務は税務処理ですので、契約次第によっては経営のアドバイス等は別料金となることもあります。
具体的な会計・申告業務
おもな内容
- 領収書や請求書などから会計処理
- 決算書類、確定申告書等の作成、申告代行
- 年末調整
- 税務調査の立会 など
税理士が行っている仕事は、会計や申告を中心に行われます。
よく聞かれることで、下記については税理士の専門ではないため、相談しても回答が得られない場合があります。それぞれの専門家に相談しましょう。
- 社会保険料や雇用保険料
- 保険関係
- 補助金関係
くわしい税理士もいますが、やはり専門外ですので、答えられる範囲は限られてきます。
社会保険料については「社労士」、生命保険は「保険会社」、補助金関係は「主催団体」に確認しましょう。
税理士に依頼するメリット&知っておくべきポイント
税理士に依頼する4つのメリット
- 適切な会計処理、申告
- 税制改正の情報や節税のアドバイス
- 税務調査の対応
- 資金調達や補助金申請のサポート
4つのメリットについてそれぞれ解説します。
適切な会計処理、申告
税理士に依頼することで、税法に基づいた適切な会計処理、申告をすることができます。
税理士は会計や税金の専門家です。
適切な税務判断や会計処理が行われ、税務リスクの軽減にもつながります。
税制改正の情報や節税のアドバイス
税制改正の情報や対策、節税のアドバイスが受けられるのも大きなメリットです。
税法は毎年改正されるため、最新の税情報を把握することは非常に重要です。
近年ではインボイス制度や電子帳簿保存法がありました。
また、税理士は税の専門家ですので、その企業に適した節税のアドバイスを受けることができます。
税務調査の対応
税務調査に一緒に立ち合い、対応することができます。
税理士による税務調査の対応には、以下のようなメリットがあります。
専門的な知識と経験
税理士は税務の専門家であり、税務調査に関する豊富な知識と経験を持っています。
税法や会計知識に詳しい税理士が立ち会うことで、質問に対しての応答代行や調査のプレッシャーの軽減になります。
誤解やミスの防止
税務調査では、専門用語が多く使われるため調査官とのやり取りで誤解やミスが生じることがあります。
税理士が同席することで、税務の専門用語や手続きについて正確に説明し、誤解を防ぐことができます。
これにより、調査の結果に不利な影響を与えないようにすることができます。
精神的な安心感
税務調査は、多くの経営者にとって大きなストレスとなります。
専門家のサポートを受けられるため、精神的な安心感が得られます。
また、調査官にとっても税理士は大きな存在であり、税務調査の場に税理士がいるかいないかでもなにかしら違ってくるでしょう。
資金調達のサポート
税理士が作成した試算表は信頼性が高い。
会計や税の専門家である税理士の作成した決算書や試算表は、金融機関にとって信頼性が高くなります。
税理士のサポートを受けることで、資金調達がスムーズに進むことが考えられます。
知っておくべきポイント
税理士費用の相場
ポイント
毎月の顧問料は月3万円程度が一般的です。
費用は依頼する内容によります。
顧問の内容は記帳代行、税務相談等が主となります。
また、決算書類の作成や申告は別料金となる場合がほとんどであることを認識しておきましょう。
年末調整や税務調査の立会費用についても別途となる場合が多いです。
税理士を探す方法
税理士を探す手段
- 「税理士に依頼するといっても接点がない」
- 「敷居が高く感じて、どうやってコンタクトをとるべきかわからない」
こんな風に思われている方も多いかと思います。
他の事業者の方はどういうルートで税理士に依頼しているのか気になりますよね。
実際に体験したことも踏まえて税理士へコンタクトをとる方法をご紹介します。
- 知り合いから紹介を受ける
- 所属している業者団体や取引がある金融機関からの紹介
- 税理士紹介サービスを利用する
それぞれの方法について解説していきます。
知り合いから紹介を受ける
友人やビジネスパートナーなど、知り合いから税理士を紹介してもらう方法です。
信頼できる人からの紹介なので、安心して依頼できることが多いです。
また、紹介者との信頼関係があるため、税理士も丁寧に対応してくれることが期待できます。
所属している業者団体や取引がある金融機関からの紹介
商工会やロータリークラブなどの業者団体や、取引のある金融機関から紹介してもらう方法です。
業界団体や金融機関のほとんどは、税理士と接点があるため、実績のある税理士を紹介してもらえる可能性があります。
特に、業界の特性や金融機関のニーズに詳しい税理士を紹介してもらえることが期待できます。
税理士紹介サービス
インターネット上の税理士紹介サービスを利用して、自分の条件に合った税理士を見つける方法です。
多くの選択肢から自分に合った税理士を見つけることができます。
オンラインで簡単に検索でき、税理士のプロフィールや口コミを確認できるため、比較検討しやすいです。
税理士ドットコムのような税理士紹介サービスを利用するものよいでしょう。
税理士を選ぶポイント
経験豊富な税理士を選ぶのがポイントなのは当たり前ですが、この他のポイントについても紹介します。
専門分野の確認
自社のビジネス分野を得意とした税理士を選ぶことで、より専門的なアドバイスを受けることができます。
例えば、飲食店に特化していて飲食店の顧問先もたくさんもっている税理士は、同業界の情報や利用しているツール、流行などに詳しい可能性が高いです。
そのため有意義・効果的なサポートが期待できます。
コミュニケーションの取りやすさ
コミュニケーションがとりやすい税理士を選ぶことも重要です。
税理士とは数年単位で長く付き合うことが多いので、年齢や性格などコミュニケーションをとりやすいかどうか、といったところも重要視すべきです。
税理士に依頼する4つのメリット&知っておくべきポイントまとめ
税理士に依頼するメリットとデメリットについての解説を通じて、税理士がどのようにビジネスのサポートをするかをご理解いただけたと思います。
税務の専門知識を持つ税理士は、適切な会計処理や節税対策、税務調査対応など多岐にわたるサポートを提供しますが、一方でコストやコミュニケーションの手間などのデメリットも存在します。
最適な税理士を見つけるには、知人の紹介や業者団体、インターネットの紹介サービスを活用することが効果的です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。